救急隊員さんを好きになったんです

一方的な気持ちをつづります。隠しながら・・さらけ出します。

離婚にむけて

私は今 離婚にむけて準備をしているところです。

これは、Tさんが・・・とかの理由は全く関係がなく、

私がもう結婚してからずっと考えて、我慢してきた限界からです。

 

子どもは犠牲になってしまっているから、

私と旦那の争う姿を

どんな気持ちでみているのか・・

 

私が離婚できたとしても

それがベストなのかも

わからない・・

 

私はもう人生の後半を生きていかないといけない人間です。

 

新しい人生なんて

そんなきれい事なんて微塵も思えない。

ただ、働いて、働いて、子どもに満足いく教育もしてあげられず、

ただ、食べて生かしていくだけの、

ただ、そこに両親の憎しみ合いがなくなるというだけの・・

 

Tさん、あなたは幸せですか?

 

幸せって何なんでしょう。

ありきたりな質問ですが、

これから大変な生き方を選んでも

旦那から本当に逃れられることができたなら、

それは私の最後の幸せなのかもしれないです。

 

Tさんは私の夢でした。

 

一瞬でも

私が「お母さん」や「妻」「奥さん」という名称から離れて、

女性としての気持ちになれたこと。

あのときTさんに、倒れ込みたくなるような優しい空気をもらえたこと。

 

今思えば、

これから先の人生のお守りをもらったようです。

 

Tさんは、私の夢の中の人でした。

私の夢の中の幻でした。

私は、いつまでもその幻を

救急車が通るたびに、勝手にTさんを思い出しては、

「あれは夢だった。私は現実を生きていく」

と。

そう思うだけで

すべての終活が始まっていくような気がします。

 

いつもう死んでも

私はこの世に思い残すことはない。

生きていても、かなわないことだらけになってしまったから。

子どもも、私の夢も

生きていても

何も変わらないし、夢はどんどん遠くなるのだから。

 

何十万にという人間がいる中

私はこのような人生を

やがて終えていくだけ。

そこに、

困る人はいない。

1年がたちました。

Tさんを知ってから1年がたちました。

お元気ですか?

今も救急で頑張ってらっしゃるんですか?

色々と思う。

手紙を書きたいと思いつつ

ずっと

迷惑だろうなと。

いい年した中年の女に

 

すてきな人です

 

なんて書いてしまうと

気持ち悪いだろうな。

 

そう思うと、かけない。

でも本当にこんなにもう一度会いたいと思う人はいない。

 

1年たっても

声は覚えてる。

ただのおばさんと思われても、もう一度会いたいと思う。

でも

でも

やっぱり・・・・

 

おばさんじゃ

辛いな。

 

一生心にとどめておく人に出会ってしまったのか・・・

話すことも姿を見ることもできない大好きなひと。

 

今日も

一日終わってしまいました。

 

Tさん

私をここから助けてください。

 

どれだけ好きでも・・

Tさんのことを思わない日はない

今日も一つ一つの仕事に

全力を注いでいる・・人

 

どれだけ好きでも

こんな形で好きになった人とは

もう 会えないんだろうな

Tさんは

若さがあった人

年齢も離れているし

私は既婚者だし

Tさんはお仕事をしただけのことだから

 

もう 会うことなんて

かなわないんだろうなと

日々

現実的に思うようになった

 

気持ちは今も

ドキドキする

 

あのときのTさんの瞳を思い出すと

本当に心がやすらぐのに

 

もう夢のように

忘れていくしかないのだろうな

 

だったら

感謝の気持ちだけ

それだけを

手紙にして渡してもらうことはできないだろうかと

 

自分のこの会えない苦しさに

少し

けじめをつけないと

 

このまま倒れそうになる・・

 

生きてきて

一つもかなわない想いはなかった

こんなに届かない好きがあるなんて

こんな年齢になるまで

知らなかった

 

手紙一言

それはいいですよね・・・

綺麗になったねと言われたのは・・・

Tさんの管轄区域は広い。

どこに住んでいるのだろうと、夕方の帰り道で空を見たら思ってしまう。

Tさんにいつか会えたら・・という

夢のまた夢を思い続け

私は自分が母親であるのと同時に女性であることを

今また実感している。

それはホルモンに影響するのだろうか

綺麗になりたい

いつもお手入れしておきたい

いつか会えたら

 

それだけの気持ちが

私を変える。

 

女友達から

綺麗になった!と言われた。

 

好きな人がいるということは

生きてることを実感すること。

 

Tさんに会えないなら、せめて

同じ時間を生きていてほしいと思う。

この時代をこの地域で

私の好きな人が本当にいるんだと

そう思うことで

私はまだ恵まれていると思うしかない。

一番嫌いな男である夫が一番近くて

一番好きな人が最も遠い

 

心は遠くへ

 

綺麗になったと言われたのは

Tさんの存在のおかげ

 

 

 

縁がない

縁がある人とない人がいる

私は自分の好きな人と縁がない

だから

夢だったのかもしれない

とも思う

Tさんって

いたの?

 

でもこのTさんの存在が私を変えたのは間違いない

若さってすごいな

自分に努力

こんな服着たいな

こんな髪型したいな

こんな肌になりたいな

 

私が昔に捨てたものを

また拾ってきてる

10年は大きいね

 

これ以上老いていく前に

Tさん

ありがとうと言えたら幸せかも・・・

 

思えば思うほど

Tさんが遠くなるのはなぜかな

 

そんな日でした

最後に会えた日から2ヶ月がたつ

どこかで会えないかなと思いながら

買い物をする

似たような人がいたら

止まってしまう

今日は

子ども連れのにた人がいた

 

そっかぁ・・

Tさん、結婚していたらこんなふうに奥さんと買い物にきてるのかも・・

 

と 思った。

 

Tさんの声

落ち着いて優しい。

救急車の中で

子どもが機械を触ろうとして私が止めたら

「いいよ」

と言ってくれた

その声

忘れられない

ほんとうに

好きな人がそこにいたんだ

 

買い物をしていても

その声を思い出す。

 

Tさん

もう一度また会えることを期待して・・・

 

 

今日は雨

夜中ずっと起きてる。

今日は救急車のサイレンが1回しかならない。

みんなしんどくなく暮らせてるんだ。

隊員さんも出動が少なくてよかった。

 

Tさんは今頃どう過ごしているのだろう。

雨を見てるかな。

眠っているかな。

会いたいな。

もう一度。