救急隊員さんを好きになったんです

一方的な気持ちをつづります。隠しながら・・さらけ出します。

結婚をして・・

私が最初の人と破局してからは、

自分の人生はもう一度やり直せるかも・・・

という新鮮な気持ちで結婚相手をさがすことになった。

 

尽くしに尽くした前回の恋愛から、

まだしっかり立ち直りきっていない私を

友達はあたたかく迎えてくれて、

そして、よく戻ってきたと

本当に喜んでくれた。

友達がいて、家族がいて、私の支えとななり応援してくれたこと、

私はこのときほど人ってありがたいと思ったことはなかった。

もうこのみんなを悲しませたくないと決めた。

 

そうして出会った人は

何人もいたけれど、私の望む結婚ができそうな人は

今の夫かもしれないと思って

結婚をした。

 

夫と出会ったとき、

「この人と結婚するんだろうな・・。いやだな。」

そう思ってしまった。

結婚はするんだろうけど、この人のことは好きになれそうにない・・かもしれない・・

という、いま思えば、

これが真実だったのだろう。

私の未来設計図に、夫はかなえてくれそうに思ったから、出会って3日で結婚したいといわれたときは迷ったけれど「それが一番いいのかもしれない」と考えて、私も好きになる努力をしていった。

 

好きになる努力・・・

 

これは本当だ。

働くことができなかった元彼を考えたら、夫は働ける。

車に乗ってでかけるとき、私は助手席でくつろげる。

遊びに出かけても、人込みはつかれてしまわないか考えなくていい。

親に紹介しても、病気の心配をかけなくていい。

そんな色々な小さなことの心配をもうしなくていい。

 

それだけで、私は世界一しあわせになれるんじゃないかと思っていた。

この人をすべて好きになれたら。

 

年齢も私はそのとき34歳。

もうこれを逃したら望む結婚はできないと強く思った。

失敗した20代を取り戻したい。

子どもを産んで育てたいなら、今しかない!

 

結婚をすすめていった。

そうすると、「え・・・」と思うことが少しずつでてきた。

だんだんと結婚前に、とても違い過ぎる何かがあることに気づいた。

それを私はわかっていた。

家族も、それに気づいていた。

私を知ってる友達も、焦らなくていいとやんわり伝えてきてくれていた。

でも、

子どもを産むなら、もう後戻りできない・・!

必死で結婚にすがりついた。

 

そして、もめながら結婚し、夢だったウエディングドレスも着ることなく、

私の望む結婚に文句を言われる結婚生活がスタートした。

それでも私は頑張った、と思う。

 

料理も洗濯も上手ではない私だけど、夫がいつまでも元気でいてくれるようにと本を見て、人に聞いて、仕事をしやすいようにしてきたつもり。

 

でも、結婚前にもめたように、夫は、何かにつけて文句だけ言い、人の話は全く聞いてくれなかった。いつも横になって寝てしまう。子どもが欲しいことも言ってたのに「こどもほしいか?」「もう35歳だし、こどもほしいからって言ってたじゃない!」って言っても、ソファーにあおむけになって目を半分閉じながら「ほほぅ・・さておれはいつその気になるか・・」「いつまで待てばいいの?」って泣いて横で聞いたら、「さあ~てなぁ・・一年後か・・・10年後か・・百年後か・・・」

結婚した日からは泣き崩れる毎日でした。

こちらは真剣に話をしているのに、すぐにうやむやにしたり、返してくる返事は愛情のかけらもない・・・

「すごく」この人を好きで結婚したのではなかったから、

罰が当たったのかもしれない。

この人では、人間としての関係も作れないかもしれな・・!

別れるなら子供がいないうちがいい。

私は、離婚したいと申しでた。

でも・・・

離婚には応じてくれなかった。

夫は結果的に自分の身内に大反対を受けて結婚したので、意地でも離婚はしないと言い張った。それは男の気持ちとしてわかる。

でも、このままでは、うまくいかないとわかっていたので離婚をしたいと強くお願いした。

でも

離婚はしてくれなかった。

 

それならば、元彼といる頃にはかなえてはいけない「こども」を何が何でも授かりたいと、それしか私の生きるしあわせはないと単純に考えてしまって、作業として子どもを作り授かった。

 

もう引き返せない地獄がここからはじまった。