救急隊員さんを好きになったんです

一方的な気持ちをつづります。隠しながら・・さらけ出します。

子どもの心にも残っていた救急隊員の皆様

次男がホームセンターにて動物を触ってから、10分もしないうちに眼が腫れミミズ腫れになり痛がるかゆがるとなりました。

長男がアレルギー持ちの為、これはアレルギー反応かもしれないと思いました。

様子を見ていたのですが、長男とは違って、白目が飛び出てきたようなすごくグロテスクな感じ・・

病院へ電話をかけて診てもらえるか問い合わせをしていたところ、

本当に冷たい対応と申しますか・・・

確かに重傷な方からすればたいしたことないですが、

電話の対応って、口調の丁寧な方とそうでない方では、焦りや苛立ちの原因にもなりますよね・・・。

 

このやりとりを携帯のスピーカーホンでしていたので長男はすべて聞いていた。

それからやっと話のできる病院の受付のかたにつながり、そこへ向かうことになった。

車でその病院へ向かっている途中、子どもと私はそれをきっかけに、話し方、対応などについて、いろいろな人がいるという話になりました。

どんなプロでも、話し方一つで、人は右にも左にも心が動かされると話したとき、長男は急にこんな話をしてくれました。

「お母さんが夏に倒れたときに来てくれた人は、救急車の人の中でもめちゃくちゃ優しかった!ほんまめちゃくちゃ優しかったから忘れへん。覚えてる。」と。

私はドキッとした。

そうなんだ、子どもにも気持ちは伝わるんだとあらためて私が感じたことは気のせいでもないことがわかった。

それで、そのときのことをなんとなく聞いた。

私「どうやって救急車を呼んだの?」

長男「僕が家の電話から住所を言ってん。それから弟はお母さんのそばにいてて、僕は下で(玄関を出たところで)救急車を待っててん。」

私「そうなんや。」

長男「救急隊員さんが、お母さんは?って聞いたから2階にいてるって答えたら、めちゃ速く走って上がっていった!」

私「それで、お母さんが気づいたらもう救急車の人がきてくれてたんやね」

長男「みんな青い服着てるやろ?一人だけ着てない人いててその人はすぐに一番に上がっていってん!速すぎ!その人が一番優しかった!僕、その人にもう一回会いたい!」

 

詳しく初めて聞いた。

子どもにも本当に優しい人だった。それを子どもは感じていたんだ。

私は、その人のことお母さん大好きになってしまったんだ・・と言いたい気持ちを抑えた。

私は、子どもに「お母さんも会いたいな。でも会えないから、もしお母さんが死んじゃったら、あのときは助けていただいてありがとうございましたって、代わりに伝えにいってね。」と会話した。

 

そう、心に響く人って、私に限らず人の心を動かす力や魅力をもっている。

Tさんに、子どもの中で生きてくれること、ほんとにうれしく思う。

「あのときの救急隊員さんみたいに、こころ優しい強い人になってね。」

それしか言えなかった。